【鉄印帳の旅】北部九州、筑前国・肥前国を巡る旅(1)【平成筑豊鉄道】

九州の北西部を巡る旅

 鉄印リポート第2回目は、福岡県~佐賀県~長崎県を巡ります。3県とも初上陸です。まずは飛行機で福岡空港へ。空港からは『福岡市地下鉄空港線』に乗り、博多からJR九州で『平成筑豊鉄道』の田川後藤寺駅へ向かいます。

JR福北ゆたか線とJR後藤寺線

博多駅でひとやすみ。観光はまた今度。

JR福北ゆたか線(813系)で新飯塚駅に到着。

JR後藤寺線(キハ40形)で田川後藤寺駅まで向かいます。

平成筑豊鉄道

駅構内で乗り換えです。

2番線で車両を待ちます。

 田川後藤寺駅で乗り換え、2番ホームから「ちくまる号」で金田駅へ向かいます。博多方面から交通系ICカードで来る方は精算が出来ないので要注意!降車証明書をもらっておきましょう。

田川後藤寺駅~金田駅

 『平成筑豊鉄道』は「伊田線」「田川線」「糸田線」、そして観光用路線として「門司港レトロ観光線」を運行しています。そのうちの1つ、糸田線で金田駅まで向かいます。


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金田駅到着手前。左の線路は伊田線。

金田駅に到着。

 金田駅は本社の所在地で駅舎に併設されています。

かなり広め。島ホームへは地下通路か歩道橋で。車両基地があることもありホームは4線分。

窓口の空いていない週末にも対応できるよう自販機型。

カードダス式ではなく小っちゃな箱に丸まって入っていました。折り目がなく綺麗に広がります。

ことこと列車

401号車『ことこと列車』

候補に見えるのは304号車?

 『平成筑豊鉄道』ではレストラン車両の『ことこと列車』が走っています。直方駅~行橋駅を約3時間ほどで走行、車内でフレンチのコース料理を楽しめるとのこと。この日は金曜日でしたのでメンテナンス中のようでした。

平成筑豊鉄道の車両たち

 全てのデザインを撮ったかな...と思いきや、407号車(マクセル号)には会えませんでした。

403号車『スーパーハッピー号』

405号車『なのはな号』

408号車『ちくまる号(ブルー)』

409号車『なのはな号』

410号車

411号車『ちくまるLINEスタンプ号』

412号車 開業時カラー
キハ2004号

501号車『へいちく浪漫号』

金田駅~油須原駅

 公式HPでも紹介されていますが、1985年(明治28年)の開業当時からの駅舎がそのまま残っています。有志のボランティアの方々によってとても綺麗に保存されています。屋根のゆがみ具合に年季を感じますね。

 金田駅から伊田線・田川線で油須原駅まで。田川伊田駅で路線は分かれていますが、田川線の行橋駅から伊田線の直方駅までは基本的に直通運転、直方駅から行橋までは日中は直通運転で朝夕の一部が田川伊田駅止まりになります。

読み方が難しい。

この枠の中で改札。

拾得物黒板が懐かしい。

当時の時刻表。油須原駅ではなく直方駅。

手前に「タブレット閉そく機」が見えます。

 旅程を作っているときに赤丸ポスト見つけてしまったので寄ることにしました。冬場を除く月1回「月イチゆすばる」というイベントが行われており「タブレット閉そく機」の操作体験などをしているそうです。

油須原駅~田川伊田駅

 次の目的地に向かうため、田川線を北上して田川伊田駅に向かいます。 

410号車を貸し切り状態。観光用にセミクロスシートもいいんだけど、地元の方にはロングシートの方がよいかと。

田川伊田駅で乗り換え。

奥に見える駅舎(実は3F建て)は2019年に駅舎内にホテルが開業するなど、田川市がJR九州から買い取って改装をしたそう。

 『JR日田彦山線』で再び田川後藤寺駅に戻ってきました。『平成筑豊鉄道』は、もともと炭鉱から石炭を運ぶために引かれた路線です。歴史博物館や記念公園に訪れるもよし、文化財登録されている建物や橋も多くあるので、車両に乗る以外にも楽しめる場所がたくさんあります。是非訪ねてみてください。

へいちくネット(平成筑豊鉄道)

福岡県の直方市、田川市、行橋市を結ぶローカル鉄道。時刻表・沿線観光案内・キャラクター「ちくまる」の紹介など。…