【鉄印帳の旅】北陸道、加賀国・能登国・越中国を訪ねて(2)【のと鉄道】

前回の鉄印の旅は…

 「金沢駅」から「倶利伽羅駅」を巡る旅でした。このあと次なる目的地「穴水駅」を目指して『のと鉄道』へ向かいます。

JR七尾線

『IRいしかわ鉄道』(車両は『あいの風とやま鉄道』と共用)に乗って「金沢駅」方面へ。

1つ戻って「津幡駅」に到着。

「倶利伽羅駅」の赤丸ポストに続いて、「津幡駅」では金色ポストを発見。石川県出身の方が金メダルを獲った記念だそうです。

「津幡駅」から『七尾線』に乗ってひとまず「宇野気駅」に向かいます。

2両編成の521系。

「宇野気駅」で降りて、次の列車を待ちます。

 

 「七尾駅」での接続もあり「宇野気駅」からは特急「能登かがり火号」に乗車しました。

のと鉄道

 『のと鉄道』では観光列車『のと里山里海号』が走っており、今回はそちらに乗って「穴水駅」へ向かいます。

のと里山里海号

 観光用のNT300形を使用した『のと里山里海号』は、4人掛けのボックス席が6つ、海側を向いた横並びの2人掛けが2つ・4人掛けが1つ、そして山側に1段高く設置された6人掛け(飲食プランの場合は、4人掛け)、予備席4人分の定員42人の車両が2連結(『里山車両 NT301』と『里海車両 NT302』)されています。

手前が4人掛けボックス席、奥が海側を向いた横並び席。

穴水側の車両『里山車両 NT301』は、オレンジを基調とした内装。

山側に1段高く設置されたソファー席。前の席に人がいても景色を楽しむことが出来ます。

七尾駅方面を向いている『里海車両 NT302』は、ブルーを基調とした内装。

 『のと里山里海号』には飲食付きプランが3号・4号に設定されています。折角なので往復で乗車しました。

寿司御前プラン

 「穴水駅」へ向かう『のと里山里海3号』では『寿司御前』をいただくことが出来ます。「能登こしひかり」を使用したお寿司や能登ふく(ふぐ)のから揚げ、のどぐろなどを美味しくいただきました。

 車内のサービスカウンターでは、能登の地ビールを販売しています。黄金色に輝くピルスナーをいただきました。

鉄道郵便車 オユ10

 沿線のいくつかのビュースポットで徐行運転をしながら進んでいきますが、途中の「能登中島駅」にて10分ほど停車します。

郵便を仕分けしながら運ぶ「鉄道郵便車」が静態保存されています。

郵便番号毎の棚に振り分けていきます。以前は3桁だけの地域もあったそうです。

こんなところで赤丸ポストを見つけてしまいました。ここからハガキを送ることも出来ます。

「穴水駅」で『鉄印』

 お目当ての鉄印をGetしました。「穴水駅」では引退したNT100形やNT800形、ラッピング車両などを見ることが出来ます。

NT100形。以前は輪島まで走行していたそうです。Wikipedia曰く稼働状態にある(2023.5.3に確認)とのことですが…古い記述っぽいので厳しそう。

NT800形。屋根が無く雨ざらしなのでちょっと可哀そうなことに。

NT200形204「花咲くいろは」ラッピング車両。実際に舞台となったのは金沢駅より南東にある「湯桶温泉」です。

通常運行されているNT200形。

左上の電線の様なものは…暗くなったら「のと」って見えるのかな?

スイーツプラン

 復路のスイーツプランは、チーズケーキと『YUKIZURI』(辻口博啓氏プロデュースのスイーツ)、コーヒーをいただきました。

 お土産用にマドレーヌやクッキー、バウムクーヘンなどのセットも付いています。

海を眺めながら…

 海側を向いた席だったので、ゆっくり景色を楽しみました。こちらは『ボラ待ちやぐら』といって、ここから魚が来るのを見張って網を引き揚げ魚を獲る漁法で使用したそうです。上にはオバアチャンの人形が乗っかってます。

沿線にはいくつかのパワースポットがあり、ここ鹿島神社には『タケミカヅチノカミ』が祀られています。

 黒く光る『能登瓦』は、水分を多く含んだ重い雪が溶けやすいように表面に特殊な処理をしているそうです(諸説あり)。
 遥か前方には能登半島と能登島を結ぶ『ツインブリッジのと』が見えます。

左奥にカキの養殖場が見えます。

鉄道と風景を満喫できた旅路

 「七尾駅」に戻って、『のと鉄道』の旅は終了です。『のと里山里海号』では、常駐しているアテンダントのビュースポットでの楽しいアナウンスや社内に飾ってある能登の伝統工芸品など、紹介できなかったものもたくさんあります。ぜひ、ご乗車ください。